バレエ鑑賞記2001年(ほとんどがオンタイムではなく回顧録に近いです)
JAN.14 2001 「ラ・バヤデール」 レニングラード国立バレエ オーチャードホール
ニキヤ : スヴェトラーナ・ザハロワ
ソロル : ファルフ・ルジマトフ
ガムザッティ
: オクサーナ・シェスタコワ
大僧正
: イーゴリ・ソロビヨフ
影のトリオ :
イリーナ・ペレン、エルビラ・ハビブリナ、オリガ・ステパノワ
あまりストーリーを知らない演目だけれど最近いろいろなバレエ団で上演されているようだ。マールイの
バヤデルカは、王国の崩壊を最終幕に加えたバージョンで2000年秋に初演されたばかりだという。今回は
キーロフからルジマトフとザハロワが客演。 ルジマトフはこういう衣装が良く似合う。ザハロワは見た目、
キャリアのあるダンサーかと思ったけれど、まだ20代前半の若さなのでびっくり。ソロビヨフさんの大きさにも
びっくり。
三幕の影の王国のコールド32人のプリマたちの姿勢や腕の形が本当に良くそろっていてとても美しく綺麗
だった。あの狭い舞台の上でよく互いにぶつからずに踊れるものだとひたすら感心。
数年たってプログラムを見てみると、メリクリエフのソロルの写真があるのがとても懐かしく、且つつくづく残念。 もし、
ずっとマールイにいたとしたら、誰とパートナーを組んでどんな演目を見せてくれたのだろうか?
APR.30 2001 「眠りの森の美女」 新国立劇場バレエ団 新国立劇場 オペラ劇場
オーロラ姫 : エレーナ・フィリピエワ
デジレ王子 : デニス・マトヴィエンコ
エレーナ・フィリピエワはキエフバレエ団所属であのプリセツカヤの愛弟子。どんなバレリーナなのだろう
と非常に興味があったので公演を観る事にした。踊りはとても上手いと思ったけれど、プリンセスらしい
気品があまり感じられなかったのは、彼女がちょっと庶民的なせいかしら??
JUL.25 2001 「華麗なるクラシック・バレエ・ハイライト(Bプロ)」 レニングラード国立バレエ 新宿文化センター
ドン・キホーテ : オクサーナ・クチュルク、 ミハイル・シヴァコフ
ジゼル : エルビラ・ハビブリナ、 ドミトリー・リシンスキー
コバック : マイレン・トレウバエフ
白鳥の湖より黒鳥のGPDD
: オクサーナ・シェスタコワ、ドミトリー・シャドルーヒン
パキータ : ディアナ・ヴィシニョーワ、ファルフ・ルジマトフ
眠りの森の美女 : イリーナ・ペレン、ドミトリー・リシンスキー
騎兵隊の休日 : オクサーナ・クチュルク、ロマン・ミハリョフ
カルメン : ディアナ・ヴィシニョーワ
スポーツのワルツ : ドミトリー・ルダチェンコ、マイレン・トレウバエフ
アダージェット : ファルフ・ルジマトフ
この公演で思い返せることは、ヴィシニョーワの他のバレリーナ達との格の違いと化粧の濃さ(笑)。
当時、キーロフからマールイに移籍という珍しいケースのリシンスキーがいたのですね。ペレンとのGPDD
では、二人の美男美女ぶりに圧倒されましたが、彼はペレン相手では少し身長が足りない気がしました。
改めて、キャストを見てみると、シヴァコフのバジルを観ていたなんて・・・。 この頃はまだ、お気に入りでは
なかったので、覚えていないのが残念。
騎兵隊の休日はとても楽しい作品。クチュルクの可愛らしさが凄く印象的でした。
ドミトリーという名前のダンサーが3人もいる事にもびっくり。ロシア人の名前は日本人みたいに無限大
じゃ、ないですものね。
OCT.21 2001 「バレエの巨星」 インペリアル・ロシア・バレエ 新宿文化センター
カルメン組曲
牧神の午後
愛の記憶 タンゴ
海賊よりGPDD
ガウチョ
イタリアン・カプリチオ
シェヘラザード
以前テレビ番組でプリセツカヤの特集を見た時は、まさかもう彼女の生の舞台を観られるなんて思いも
しなかったけれど、このような機会があって良かったです。圧倒的な存在感でした。
シェヘラザードはとても感激! マハリナが妖艶で美しかったし、ルジマトフとの美の相乗効果というか、
パートナーシップの素晴らしさを感じました。